コンテンツ
みなさんは、『におい』に関するお悩みはありませんか?
「夏場だけに気なる。」
「汗をかいた時に気にしてしまう。」
「体調が悪いと臭いが強くなるような気がする・・・。」
気にしだすと、より気になってしまって、消極的になってしまう事も。
今回は臭いの原因とその解消法についてご紹介していきましょう♬
体臭の原因は?
体臭の原因は大きく以下の3つに分類する事が出来ます。
- 汗
- 皮脂
- アポクリン腺
このように、体臭は、頭・胸・脇・陰部・足などの部位に分けられ、臭いを出す過程や原因、臭いの性質も異なります。
汗
汗は身体の表面にある”汗腺”から出ています。
肌の表面にある雑菌が、皮膚の上で分解され垢となることで、臭いを発します。
また、汗腺の種類・部位により汗の質や臭いに違いが生じます。
皮脂
皮脂腺は、皮脂を分泌させることで皮膚を乾燥から守る、大切な役割を担います。
しかし、清潔にしていないなどで皮脂が過剰に溜まってしまうと、”過酸化脂質(ストレスなどで発生した活性酸素が酸化したもの)”と結合し、脂肪酸を酸化させ、分解します。
すると、”ノネナール”と呼ばれる臭いの元を発生させます。
アポクリン腺
私たちの皮膚の表面には、汗を出すための”汗腺”がたくさん存在しています。
汗腺には2種類あり『エクリン腺』『アポクリン腺』に分けられ、特に『アポクリン腺』は、脇の下・ヘソ周り・下耳道・性器・肛門周辺など、身体の中の限られた部位にだけ存在する大きな汗腺です。
そのアポクリン腺からの汗は、いわゆる”わきが”などの発酵臭の原因となります。
臭いの元となる3大物質
人にとって不快な臭いの元となる物質は、以下の3つであるとされています。
- アンモニア
- ジアセチル
- ノネナール
これらの分子が鼻の『臭神経細胞』を刺激し、臭いの快・不快が”大脳”に届き決定されます。
つまり、同じ臭いだとしても、人によって感じ方が異なるのは、分子そのものが臭っているのではなく、個人の環境的要因も絡みあるためなのです。
アンモニア
腸内でタンパク質を分解しきれなかったり、筋肉疲労の蓄積や、過度なストレスは、体内にアンモニアを発生させます。
本来であれば血液中にアンモニアが流れ出したとしても、肝臓で無臭化されます。
しかし肝機能の低下などで無臭化できなかった場合、それを排除するために汗の中にアンモニアが混ざり、臭いを発生させてしまいます。
以下の方は注意が必要です。
- 腸内環境の乱れ
- 筋肉疲労の蓄積
- 過度なストレス
- 肝機能の低下
ジアセチル
ハードな運動などで筋肉が疲労すると”乳酸”と呼ばれる疲労物質がでますが、野菜不足の食生活やストレスなどでも汗の中に乳酸が混ざる事があります。
その汗が皮膚の上で皮脂と混ざり合う事で酸化し、その酸化によってできた”中和脂肪酸”が結合することで、『ジアセチル』が発生します。
ジアセチルは大変強力で、分子が小さく少量でも臭いを強く発するのが特徴です。
以下の方は注意が必要です。
- 過度に運動をしている
- 野菜不足の食生活
- ストレス過多
- 疲労が蓄積している
ノネナール
ノネナールは”加齢臭”の原因とされている物質。
ノネナール自体は不快な臭いではないのですが、それがアンモニアなどと混じり合うことで、加齢臭と呼ばれる”脂質系”の臭いを発します。
加齢だけでなく、肥満とも深く関係し、食生活など生活習慣が乱れていると、皮脂を分泌する”皮脂腺”で分解される脂肪分が増えることで、ノネナールが発生しやすい環境となってしまいます。
以下の方は注意が必要です。
- コレステロールが増加傾向にある
- 飲酒・喫煙習慣がある
- ストレス
- 睡眠不足
体臭をコントロールしよう!
体臭はとてもデリケートな話題です。
自分自身で気になっていても、人い相談しにくかったり、逆に親しい間柄の人にも指摘しにくいものです。
体臭のケアは、以下を軸にしましょう。
- 食生活を整える
- 活性酸素を過度に発生させない生活
- 筋肉疲労を軽減させるマッサージを取り入れる
食生活を整える
抗酸化物質を含む食品を積極的に取り入れる事で、汗の質が変化に、臭いを抑える事が出来ます。
加えて、臭いケアに大切なのは”腸肝循環”です。
腸と肝臓の間で行われる臭い物質などの循環システムを正常に保つためにも、腸内環境を整えましょう♬
以下の成分がオススメです。
皮脂の酸化を防ぐ”抗酸化物質”
ビタミンC・E、ポリフェノール、カテキン、βカロチン、イソフラボン、セサミノールなどを含む抗酸化物質を積極的に取り入れましょう♬
例えば、以下の食品などがオススメです。
- 赤ピーマン
- 赤ワイン
- りんご
- シソ
- 大豆
- ゴマ
腸内環境を整える”食物繊維”
べクチン、セルロース、リグニンなど、食物繊維を多く含む食材を取り入れましょう♬
例えば、以下の食品などがオススメです。
- キャベツ
- ごぼう
- ココア
その他体臭予防に効果的な成分
乳酸菌、オルチニン、クエン酸、オリゴ糖など、体臭予防に効果的な成分です。
例えば、以下の食品などがオススメです。
- 発酵乳(ヨーグルトなど)
- しじみ
- レモン
- バナナ
活性酸素を過度に発生させない生活
活性酸素を増やす要因は、食生活の乱れや飲酒喫煙、過激なスポーツや紫外線など、様々な要因が関係しています。
しかしそれらだけではなく、”ストレス”も大きな原因のひとつです。
活性酸素は、以下のプロセスで発生します。
- ストレスを受けると、ストレスに対抗する『副腎皮質ホルモン』が分泌され、この分泌と分解の過程で、活性酸素が発生する。
- ストレスは、「抗酸化ビタミン」ともいわれるビタミンCを大量に消費してしまう
- そして、ストレスにより緊張状態が続くと、血管が収縮し血流が阻害され、その後に血管が拡張した際に血液が勢いよく流れることで、大量の活性酸素が発生する。
この様に、ストレスは活性酸素を大量に発生させ、健康・美容面だけでなく、体臭にも悪影響を与えるのです。
しみ・しわ・肥満はドロドロ血液のせいかも!?お血(おけつ)”解消法
でも触れていますが、自分自身に合った発散法を見つけ、ストレスと上手に付き合っていける事が理想的です。
「食べる・飲む・買う」などは、その場ではスッキリするかもしれませんが、それらに頼りすぎるあまり、依存してしまう可能性も否定できません。
適度に『食べる・飲む・買う』も上手に取り入れながら、それ以外にもダンスやアロマなどを試してみてはいかがでしょうか♬
筋肉疲労を軽減させるマッサージを取り入れる
血液中の不純物・有毒成分が体外に排出させることは、臭いの抑えられた良い汗をかく原料である”血液”を綺麗な状態にするために、大切なことです。
筋肉をほぐしたり、リンパのケアを行うことで、巡りを良くすることがポイントとなります♬
筋肉をほぐす
過度な運動により筋肉が疲労し、それが回復されない時に臭いとが発生しやすくなります。
筋肉をほぐす事で疲労を和らげ、アンモニアの発生を抑制することが出来ます。
”疲労臭”は雑菌と混ざり合うことでひどくなりますので、着用していた服の洗濯や、運動によって流れた汗はしっかり拭きとるなど、清潔を心がける事も大切です。
全身の筋肉を気持ち良くほぐすには、例えばヨガがオススメです♬
で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさって下さいね!
リンパケアでむくみを取り除く
臭いは血液中の老廃物が腎臓でろ過されないことでひどくなってしまいますので、めぐりを良くすることが大切です。
心臓に静脈やリンパを通じて血液が戻るようになれば、血液も正常に体外に不純物排出できるようになりますので、汗も質の良いものへ変化します。
悩みとして多い『足の臭い』には特に効果的!
なぜなら、血液循環が悪いと、足先などの末端の血液中に老廃物が溜まりやすいからです。
リンパケアで血液循環を改善することで、足に溜まりがちな老廃物が排出され、腎臓でろ過されますので、においを予防・解消しながらむくみケアも出来ますので、一石二鳥ですよ♬
むくみのケアに関して、
で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさって下さいね!
インナーケアで体臭を予防・解消♬
いかがでしたでしょうか?
臭いをケアするためには、体内環境を整えることがポイントとなります。
デオドラントグッズばかりに頼らず、生活習慣を見直してみましょう♬
この秋は、インナーケアで体臭予防&解消を取り入れてみませんか?