生活習慣

脂肪が脂肪を燃やす! 褐色脂肪細胞を活発化させて無理なくダイエット

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健康面だけでなく、見た目でも損をしてしまう脂肪・・・。
夏も本番を迎え、薄着になるとぶよぶよとした脂肪が気になってしまうことも多いのではないでしょうか。

みなさんは『脂肪』と聞くと、「白っぽくてぶよぶよしたもの」を思い浮かべませんか?
実は脂肪には種類があり『“脂肪”なのに“脂肪”を燃やす』効果を持つスーパー細胞が存在するのです!

テレビで紹介される機会も増え、耳にする事が多くなった『褐色脂肪細胞』をご紹介いたします♬

脂肪は2種類に分けられる

脂肪には、大きく分けて以下の2種類があることをご存じでしょうか?

詳しくご説明していきましょう。

  • 白色脂肪細胞(はくしょくしぼうさいぼう)→脂肪を溜め込む
  • 褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)→白色脂肪を燃焼する

白色脂肪細胞

脂肪細胞の種類の一。中性脂肪を貯蔵する働きをもつ。体内の脂肪細胞のほとんどは白色脂肪組織で、皮下や内臓の周囲に大量に存在する。単胞性脂肪細胞。

(小学館/デジタル大辞泉より)

白色脂肪細胞は、体内に入った余分なカロリーを“中性脂肪”として体内に蓄積する働きを持っています。

白色脂肪細胞は、全身の様々な部分にありますが、特に下腹部・お尻・太もも・背中・腕の上部・内臓の回りなどに多く存在しています。
みなさんが『脂肪』と聞いて思い浮かべる、白っぽい色のいわゆる『脂肪』と位置付けて良いでしょう。

褐色脂肪細胞

脂肪細胞の種類の一。白色脂肪組織から遊離した脂肪酸を取り込んでエネルギーを燃焼させ熱を生産する。首・肩甲骨の周囲などに少量存在する。乳幼児に比較的多く、成長とともに減少する。多胞性脂肪細胞。

(小学館/デジタル大辞泉より)

褐色脂肪細胞は、褐色(茶色)をしている脂肪を指し、首の後ろ・肩甲骨の下部・心臓の大動脈の周り・腎臓の周りなどに存在し、熱を作り出して体温を維持したり、食事から取り入れた余分なエネルギーを燃やす働きをしています。

褐色脂肪細胞は白色脂肪細胞と正反対の働きをしており、褐色脂肪細胞の働きが活発な人はエネルギーをたくさん消費出来るため、太りにくい体質であると言えます。
つまり、褐色脂肪細胞の働きが活発ではない人は、エネルギーの消費が少ないため太りやすい体質なのです。

褐色脂肪細胞の働きは、遺伝などの関係で個人差があります。
褐色脂肪細胞に関わる遺伝子に異変があると、基礎代謝量が低くなり、太りやすい体質になるとされており、日本人の約3分の1は遺伝子の変異がある太りやすい体質であるとされています。

脂肪細胞のうち褐色脂肪細胞は約 1%しか存在せず、幼児期に多くみられ、成長期に入ると少しずつ減少し、成人になると激減してしまいます。

人に備わる“恒常性(ホメオスタシス)”

人の体には“恒常性(ホメオスタシス)”と呼ばれる、体内環境を一定の状態に保とうとする機能が備わっています。

例えば、汗です。

人は暑さを感じると、体温調節のために汗をかき、その気化熱により体温を平熱に下げようと働きます。
同様に、寒さを感じるよ褐色脂肪細胞が活発化し、熱を発生させ、体温を平熱に上げようと働きます。

寒さを感じた時に、褐色脂肪細胞で発生させた熱は、上で記載の褐色脂肪細胞が存在する部位である背中や首の後ろなどの部分の血液を温め、そして温められた血液が全身を循環し、体温が上昇する仕組みとなっています。

すなわち、自立神経が働き、褐色脂肪細胞を利用して、体温調節をしてくれているのです

と言う事は、肥満になればなるほど、褐色脂肪細胞の働きが活発化し、消費カロリーが多くなると考えられます。

肥満から標準の体重に戻そうと働く“恒常性”の動きと言えます。

本来、太っている人ほど褐色脂肪細胞の働きが活発で、消費カロリーが多くなるわけですから、この世に肥満の人はいないという事になるはずです。
しかし、実際にはそうでないことから、褐色脂肪細胞が正常に働いていないケースが考えられるわけです。

褐色脂肪細胞が正常に働かない原因とは?

では、褐色脂肪細胞が正常に働かない原因には、どのような事が考えられるのでしょうか?

見ていきましょう。

  • レプチンの働きが悪い、又は、不足している
  • インスリンの働きが悪い
  • 自立神経が乱れている

レプチンの働きが悪い、又は、不足している

人の脂肪細胞からは、食欲抑制作用を持つ“レプチンと呼ばれる物質が分泌されています。

レプチンとは、脂肪細胞から分泌されるホルモン。食欲を抑制し、エネルギー代謝を活性化させる機能をもつ。

(小学館/デジタル大辞泉より)

レプチンは脂肪量の多い人ほど、脂肪細胞から多く分泌されますので、肥満体で太っている人ほど、レプチンが分泌されるということになります。
そして、脳にある“満腹中枢”に働きかけ、食欲を抑えるように働きかけます。
また、レプチンは脂肪細胞に作用し、脂肪の分解・燃焼をうながす働きも持っています。

しかしレプチンは増え過ぎてしまうと、脳内にあるレプチンを受け取る受容体(レセプター)に耐性が生じ、効き難くなってしまいます

その結果、食欲を抑制できなくなり、カロリーも消費しないという悪循環に陥ります。

レプチンが不足している

他に、『レプチン欠乏症』と呼ばれる生まれつきレプチンが欠乏している人もいます。
その場合は、いくら脂肪が増えたとしても、分泌されるレプチンの量が少ないため、食欲を抑制できず、また、褐色脂肪細胞による消費カロリーもあまり期待できません。

レプチン欠乏症でなくても、レプチン生成に必要なミネラルの一種である『亜鉛』が不足すると、欠乏症同様にレプチンが作られない状態へと陥ってしまいます。

つまり、レプチンが不足していると、肥満を引き起こすのです

インスリンの働きが悪い

インスリンは、食事などにより血糖値が上昇した際に、膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモンです。

そのインスリンが効きにくい状態である“インスリン抗体性”になると、血液中にある栄養素が細胞に吸収されにくい状態となり、行き場を失った脂肪やブドウ糖などが血液中に充満。

脂肪細胞が刺激されなくなるため、レプチンも分泌されにくくなり、高血糖や脂質異常を引き起こしかねません。

自立神経が乱れている

上で説明の通り、褐色細胞細胞は自律神経によりコントロールされています

しかし、過度なストレスなどにより自律神経が乱れると、白色脂肪細胞からのレプチン分泌量が減少します。

加えて、脳の視床下部から発せられる交感神経の指令がうまく出せなくなり、「白色脂肪を燃やせ」という指令が、褐色脂肪細胞に届かなくなります

つまり、自律神経が乱れると褐色脂肪細胞の働きに問題が生じ、肥満になりやすいのです。

褐色脂肪細胞を活性化させよう

白色脂肪細胞を燃やし、肥満を解消・防止してくれる、褐色脂肪細胞
どうすれば活性化できるのでしょうか?

見ていきましょう。

  • 『腹八分目』でレプチンをコントロールする
  • 肝臓を休ませてインスリンを分泌させる
  • 自律神経を整えて褐色脂肪細胞を活性化させる

『腹八分目』でレプチンをコントロールする

レプチンは摂取カロリーに比例して、食後に脂肪細胞から分泌されますが、上で記載の通り増え過ぎてしまうと、褐色脂肪細胞の働きを鈍らせます
その褐色脂肪細胞の働きを取り戻すには、食事の量を今までより少し減らす『腹八分目』が効果的♬

しかし、極端に食事量を減らしてしまうと、身体が飢餓状態となりダイエットに逆効果ですから、今までの満腹を“10”としたら、“”にすることが大切です

肥満の人は“10”以上食べてしまっている事が多いので、“10”の満腹を通り越し“5”食べていたとしたら、まずは“14”にしてみてください
そして”13→12→11・・・”と減らしていき、腹八分目を目指しましょう。

すると、働きを失っていたレプチンの食欲抑制効果・脂肪燃焼効果が回復。

褐色脂肪細胞は白色脂肪の分解・燃焼を開始し、消費カロリーもUP♬
肥満を解消してくれるのです!

レプチン不足には『亜鉛』

レプチンを正常に作用させるには、必須ミネラルである『亜鉛』が不可欠です。

亜鉛が不足してしまうと、レプチンが生成されません

例えば、以下の食品からの摂取を心掛けましょう。

  • レバー
  • 牡蠣
  • ゴマ
  • ココア

美味しく食べて、亜鉛を摂取!
レプチンを増やしましょう♬

肝臓を休ませてインスリンを分泌させる

膵臓で作り出されるインスリンは、ブドウ糖を体内に取り込むために分泌される、非常に大切な成分。

体内でインスリン作り出だすことが出来るのは、膵臓だけですから、大量にインスリンが必要な状態が続いてしまうと、膵臓は疲れてしまいインスリンを作り出す機能が低下してしまいます

膵臓の働きを良くするためには、膵臓を休ませてあげることが大切です。

つまり、インスリンを必要とする食品を、なるべく控える必要があるわけですから、以下の食品は避けましょう。

  • 炭水化物(糖質)を含むお米やパン
  • 小麦粉を使用した麺類
  • 砂糖を大量に含む清涼飲料水
  • スナック菓子

これらをある程度控えるだけで膵臓が休まり、その分働きも良くなりますので、褐色脂肪細胞の活性化も期待できますよ♬

膵臓を休ませる低糖質の食事がオススメです。

お肉・魚をしっかり食べて空腹知らず♬低糖質ダイエット

で詳しくご紹介していますので、ぜひご一読下さい。

自律神経を整えて褐色脂肪細胞を活性化させる

自立神経が乱れていると、レプチンの分泌量が減少し、褐色脂肪細胞の働きも弱まります。
白色脂肪細胞を燃焼させるためにも、自立神経を整えることが重要です。

幸福感UP! 早寝早起きのメリット

睡眠不足はダイエットの大敵!? スタイルアップに導く5つの快眠習慣

で詳しくご紹介していますが、早寝早起きの規則正しい生活質の良い睡眠は自律神経を整えてくれますし、健康・美容面でもメリットが盛りだくさん♪

是非参考にして頂き、自立神経を整え、褐色脂肪細胞を活性化させましょう!

褐色脂肪細胞を活性化させて賢くダイエット

いかがでしたでしょうか?

褐色脂肪細胞をうまく活用すれば、無理なくダイエットが可能です。

白色脂肪細胞を燃やして肥満知らず!

スリムなボディラインを手に入れましょう♬

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